こんにちは、新潟雇用労働相談センター相談員の永田です。
皆さんは人事制度と聞いてどのようなイメージを持たれますか。
なかなか内容がつかみきれないような印象があるかもしれませんが、極ざっくり言ってしまえば従業員の処遇決定の制度であり、最近では従業員の能力開発の機能も果たす場合が出てきているという感じです。
社会保険労務士として、人事制度を構築する過程に生じる問題点としてまず想起することは、不利益変更の発生する可能性とその対応及び同一労働同一賃金のルールをどのようにして守るかということです。いずれの問題も正否の判断がつきにくく、ましてや簡単に解決策が見つかるものでもありません。この点について言えることは、労使による充分な対話を通して構築の過程を進めることが大きなリスク回避策になるということです。基本的な話ですが重要な点であると考えています。
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