こんにちは、新潟雇用労働相談センター相談員の磯部です。
固定残業代制度は、毎月定額の残業代を支給する制度です。例えば、基本給24万円+固定残業代1万円としている場合、残業をしてもしなくても、毎月25万円を支給する給与体系です。一見すると、残業時間の計算をしなくてもよいとか、残業代が膨れ上がることを防げるメリットがあるように見えます。
しかし、この制度を採用していても、実際の労働時間ベースで計算して、残業代が不足する月は、不足分を払わなければなりません。例えば、時間外労働賃金単価1500円のケースで固定残業代1万円設定の場合、7時間の残業をすると1万円では足りないので、不足分の支払いが必要です。足りているかどうかの計算も必要なのでやはり残業時間の計算も必要です。結果、固定残業代制度のメリットはあまりありません。導入している会社、考えている会社は、いちど立ち止まってよく考えた方がよいでしょう。
今回のテーマに関連するご相談事例です。
・固定残業代制度で違法になるケースを教えてほしい。
・固定残業代制度とみなし労働時間制の違いについて知りたい。
・自社の賃金制度が固定残業代制度に該当するのか教えてほしい。
上記にあてはまる場合には、NIKOROの無料相談をぜひご利用ください。
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