こんにちは、新潟雇用労働相談センター相談員の山崎です。
近年、農業就業人口が減少する中、農作業死亡事故者数は年間 300 人前後で推移している状況だそうです。そこで、農作業事故防止に向けた対策の強化が図られる必要があるとされています。
農業には、農業機械や農薬を利用するなど、危険を伴う作業があります。労働者を新たに雇い入れた場合や労働者を新たな作業内容を変更した場合、経験がない又は少なく、作業に慣れていないことから、危険を感知する能力もまだ備わっておらず、農作業事故や労働災害が発生しやすくなることが考えられます。そのため、事業主は労働者が安全に農作業をできるように業務に関する安全・衛生のため教育を行う必要があります。
教育すべき事項は以下のような内容です。
・機械・原材料等の危険性・有害性及び取扱方法
・安全装置・有害物抑制装置または保護具の性能及び取扱方法
・作業手順
・作業開始時の点検
・業務に関連して発生するおそれのある疾病の原因及び予防
・整理・整頓及び清潔の保持
・事故時等における応急措置
・その他、業務に関する安全又は衛生のために必要な事項
また、農作業中の熱中症予防も重要な事項です。気温が高くなる時期だけでなく、それほど気温が高くない時期においてもビニールハウス内で熱中症による死亡事故につながるケースも発生しています。安全安心な環境づくりをしっかりと行うことも労務管理においては大切なことと言えます。
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