こんにちは、新潟雇用労働相談センター相談員の小松です。
企業が事業拡大を目指すとき、避けて通れないのが人事労務管理の体制整備の問題です。企業の成長段階に応じて、どのような点に留意すべきかを考えてみましょう。
①草創期(10人未満)
この段階の従業員は、経営者の親族・知人・友人や、事業の内容等に魅力を感じて入社してくる方が多いかと思われます。入社後も少人数で顔が見える関係であれば何か課題があっても話し合いで解決することができ、トラブルにまで発展することは比較的少ないです。
そのため、労務管理の体制整備について意識が向きにくい傾向がありますが、この段階で決めた労務管理のルールは、社内の慣習として後々まで影響することも多く、決して軽視できません。後の事業拡大を見据えて、この段階からコツコツと労務管理の整備に努めましょう。
②成長・転換期(10人以上)
この段階になり様々な価値観・背景を持つ従業員が社内に増えてくると、意思疎通も段々と難しくなり、以前のように個別に話し合いするだけでは解決できず、労務上のトラブルが顕在化しやすくなってきます。
この段階で重要になるのは就業規則を中心とした、社内ルールの整備です。本格的な労務体制の整備に取り組む必要が出てきます。この段階で起こる様々な課題を一つずつ解決して、労務管理の体制を構築していきましょう。この段階でしっかりと適正な労務管理の体制を構築すれば、さらに従業員が増えても、適正に対応をすることができるようになるはずです。
③成熟期(数十人以上)
この段階になれば、労務管理の体制はある程度整備されているかと思われます。様々な従業員の働き方のニーズに対応して、多様な働き方の制度を導入・実現するなど、より働きやすく魅力ある職場環境を整備し、従業員のモチベーションアップを図りましょう。
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